思考回路低下の果てに・・・〈前編〉
この日、私は夜9時ごろに仕事を終え家路へ向かって歩いていました。
めまぐるしい仕事の忙しさに家に早く帰りたかったのですが、さすがにおなかが空いていたので、途中ラーメン屋に寄り道をして味噌ラーメンを食しました。
しかし、このとき私はこれから起こる 喜劇 悲劇について全く想像もしていなかったのです。。。
〈ババーン!!・・・ちとおおげさにしてみた)
お腹いっぱい味噌ラーメンを食べたおいら。
帰り道のあたりからやたら胃がもたれていたのですが、
「きっと、味噌ラーメンだし9時半に食べたからもたれてるんだろう。家で横になったら治る治る♪」
と気楽に考えていました。
しかし、家に帰って横になってテレビを見ていても一向に調子がよくならず終には吐いてしまったおいら。
だけど、おいらはまだ気楽に、
「きっと、最近忙しくて疲れ気味だから胃も疲れ気味だったんだろう。そうだ、疲れを取る為にお風呂にでも入ろう♪」
とまだ楽天的に考えていました。
それから、30分後お風呂を沸かして湯船に浸かったのですが、
・・・寒い。沸いているお湯なのに寒い。
ここいらで普通に人は「風邪?」と気づくところなのですが、思考能力低下中のおいらは、この時点でも楽天的に
「今日は外が寒いから風呂場に隙間風が入っていて寒いに違いない。」
と勝手な判断。
お風呂からあがったのですが、なんだか背中がこわばっていることに気づいたおいら。
「きっと、肩こりなんだろう。サロンパス貼って早目に寝なくちゃ♪」
と首の辺りから腰にかけてサロンパスをベタベタ貼り、布団に入りました。
しかし、首の辺りが薄ら寒く寒気がなんだかします。
この時点でどんなに鈍感な人でも風邪と気づくはずなのですが、思考回路低下中のおいらは、
「きっと、サロンパスを首筋にベタベタ貼ったからに違いない。それに、外が寒いから部屋にも隙間風が入るんだろうし♪」
と熱でうなされているかのようなオオボケ回答。
結局自分が風邪だと気づいたのは、全く眠れず吐くものも無い筈なのに2度目に吐いてしまった後、午前1時過ぎでした。
この時点で、熱は37.7℃。
結局その日、朝まで37℃をきる事はありませんでした。
年度末も押し迫った30日私は職場を休めるはずがありません。
しかし、おいらの不幸はこの次の日も続いたのでした・・・。後半へ続く