管理業務の苦悩
ここではお馴染み、かなりの暴挙をしている清掃員さんなのだが、社長自ら来て研修して貰ったものの、やっぱり元に戻ってしまった。
早く帰らず遅くまで残り、トイレは水浸し、窓は開けっ放し。それらの理由も意味不明。
結局、水曜日に清掃会社の社長を呼び、新しい人に替えて貰う事にした。
自分達の仕事の為とはいえ、新しい人に替えてもらうこと、それは清掃員の仕事がなくなる事を意味する。
だからこそ、少しでも良くなる方法は無いのか、模索に模索を重ねた結果だった。
今日、相変わらず遅くまで残って掃除している清掃員さんに早く帰るよう促した所、色々お世話になったお礼と、今後の不安、そして自分がどれだけの思いを持って掃除をしていたか聞かされた。
正直、参りました。。。。
そりゃ私は、全部分かっていました。
お客さんがいつもきれいだと思ってもらえるように一生懸命やっていたのは勿論、今後の不安も当然でしょう。
悪気が無かったのも分かっているし、前の職場のクセが抜けなくてゴミ袋ケチっちゃったりしちゃうことも、当然分かっている。
でも私にも、仕事への責任があります。
1人の職員が苦情を言ってくる事、それは7人以上の人が感じている事を意味する事なのだから、それらに対してきちんと対応していかなくてはいけません。
だからこそ、鬼のようにも怒ったし、買ってきたトイレットペーパーも取り上げた。
・・・それでも、あなたは直らなかったでしょう?
でも、そんなドロドロした思いなんて言えず、結局私は頭を下げ、話を聞き、新しい職場すぐ見つかりますなんて言って慰める事しかできませんでした。
その時清掃員に
「あなたはいい職場に勤められて、幸せですね。」
そういわれたのが、胸に刺さってたまらない。
多分、皮肉とかじゃなく言ったんだろうなと思う。
でも、だからこその重圧はすさまじいものがあることを、外の人は知らない。
また、このことを糧にもうあんな人2度と出さないように努力しなくちゃと、心にちかうぽんちゃんなのでした。